ご来場ありがとうございました！

リア王のリーディング公演が終演致しました。

ご来場いただきました皆様、応援くださった皆様、ありがとうございました。

様々な慣れない制限がある中で、半年かかりながらもここまで来れました。

KawaiProjectの河合先生はじめ、主演の素晴らしい俳優、高山春夫さん、音と光で作品に美しい陰影を生み出してくださった音楽、照明のスタッフの皆さん、そして共演の新国立劇場研修所の同志の団結があったからこそだと思います。

本当にどうなるかわからないコロナ禍で、諦めそうになったり、心が折れそうになることも何度かありました。けれどこのような一番心許ない時期に同じ学舎で過ごした仲間と乗り越えることができたことは私にとって１番の励みになりました。

そして一番心許ない時期だからこそ、戯曲の言葉や作品の世界が深く心に染みてきました。

このコロナ禍、正直今まで自分の信じていた演劇の力や自分の想像力など、、今まで当たり前のように信じていた力が弱まってしまっていたのですが、何かを強く信じると言う行為が人間にとってどれだけ大事かと言うことも改めて痛感。

信じること、想像することをやめてしまったら先には進めないですね。

このタイミングで誰かと一緒に想像し、創造する時間を持てた私は、とても幸運でした。

諦めずに足を進めていきたいと思います。

本日はエレファント・マンの顔合わせでした。

こちらもとてもワクワクする稽古。まさに人間の底知れぬ想像力、信じる力の美しさ、強さが描かれている作品。

どんどん膨らませていこう。思いきり楽しもう。

感謝。