「貫く閃光、彼方へ」初日前日。

舞台稽古と作業同時進行で進んでおります。

自分たちの手で作り上げているテント。愛着の湧く空間で、芝居をする幸せ。

明かりも、音響も、美術も、大道具も、小道具も、、、スタッフさんたちの普段見ることのない1シーン1シーンをテントの中で発見し、刺激されます。面白いこと、大変なこと、テントで起こっていること全てが、栄養になっています。

看板や小道具作り。

そうか。。そういえば、私の両親も音楽劇団「ピッコロ座」という劇団を立ち上げて活動していたんだっけ。。

自分たちで音楽を作って、お芝居を作って、子供たちに夢を届けていたっけ。。

ペンキや木屑で汚れまくりながら、よく家の庭や駐車場で大道具作っていたっけ。。

作業中、楽しくて、懐かし味があるなと思ったらこの記憶でした。

小さい頃から客席でずっと眺めていました。ちょっと寂しくなっちゃって、両親の立っているステージに泣きながら乱入したっけなあ笑。

両親に感謝。同じような道に進んだ私を応援し続けてくれています。

そして今日は父の誕生日。おめでとう!いつもありがとう!

明かり合わせや、場当たり中、テントの周りから鈴の音がよく聞こえてきます。参拝者のお参りの鈴の音です。

気持ちの良い音、毎日たくさん聞こえてきます。みんなの祈りや願いが花園境内中に広がっています。

あ、また一つ願いが生まれた。あ、また一つ祈りが生まれた。あ、7日初日は七夕か。。

そんなことを頭の片隅に思いながら、神社の中で人間の一番アナログな活動、演劇ができることの喜びを噛み締めて。

そして今回の舞台、熱海を襲った土石流。被災された地域の皆様の気持ちを考えると、胸が締め付けられます。

1日も早い安否確認、そして復興をお祈りしております。

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