「貫く閃光、彼方へ」千穐楽&灼熱のばらし

私の夏第一章が幕を閉じました。

千穐楽カーテンコール。

20日に千穐楽を迎え、その後2日目のばらしをし、ついに夏夜の夢が醒めてしまいました。。ご来場下さいました皆様、応援して下さった皆様、ありがとうございました。

跡形もなくなってしまった。。あれは夢だったのか。。?

お芝居するだけでなく、芝居をする場所を作り、使う小道具を作り、衣装の手直しをし、、、盛りだくさんの毎日でした。

34度の中、参道脇で客席の座布団に埋もれて作業する山﨑。

みんなで客席と舞台の掃除と、みんなでラジオ体操第二までやるのが日課。ものすごい浄化されてた気がする。。一心不乱にやってたな。。(毎日同じことを続けると目的がはっきりするんですね。)

ラジオ体操、大事。

椿組の劇団員のみなさん、本当に毎日パワフルでおおらかで、いつも助けて頂いていました。今回出会ったキャスト、スタッフも個性強めで(笑)心強い方々ばかり。

炎天下(だけでなく、雨も雹もすごかった。。)の中でのテント生活もなかなか経験することのない事。こんなにこまめに水分補給して、保冷剤で体を冷やした夏は初めて(笑)でもそれだけ念入りに体調キープを心がけました。(気候に左右されないために結局一番大事なのは睡眠と食べる事だった!)

この夏はガリガリ君さまさまです。

天候に素直に従うことで、むしろ健康的でした。全ては舞台上のパフォーマンスのために体が動いていた。。テント生活は生きる根本的なところを気付かせてくれました。

椿組の座長、とばさんは、、

「まさかこんなにシンドいとは思わなかったでしょう
笑。
こんな全てを含んでの演劇なんです
生きる
という事なんです。」と、メッセージをくれました。

心がじーんと熱くなりました。

また山崎ハコさんも、女性楽屋で準備をしながら、さりげなく「歌も芝居もソウルだよ」「人生毎日が勉強だよね」と私たちに話してくれました。

目頭がじーんと熱くなりました。

人形美術デザインの松本淳市さんは私が乗っていたクジラや舟、櫂等も作って下さいました。小道具、大道具もいとおしい共演者です。

「舟もクジラも薫さんに乗ってもらえて嬉しかったと言ってました。」と淳市さんからユーモア溢れるメッセージ。作り手の方が毎日豊かな愛情を注いで作ってくれていた工程を見ていたので、バラシの時は何だかすごく哀しかった。。

バラシ後淳市さんと!

演劇のいろんな側面を見ました。しんどいこともあったけれど、本当に豊かな、産み出す時間でした。

ご縁を下さったとばさんに心から感謝です。

本番よりもバテ気味になったばらし。(笑)とにかく暑かった!

どんどんテントが消えて行く様子は、楽しく演じた儚さをより一層私の中で色濃くし、演劇への欲求を強めました。(生命エネルギーが強まったのかな。。)

花園神社は生命力溢れる生き物がたくさん。イモムシもアゲハ蝶もヤモリも!

高まったところで、、私の夏第二章がスタートです。今度は一人芝居の稽古。声をしっかり治して、また歩き出します。

本当に皆様、ありがとうございました😄✨

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