最近の山﨑〜初舞台は3歳〜
私の両親は声楽家なのですが、年に1度生徒さんの声楽発表会を行っています。
コロナで中止を余儀なくされていましたが、先日3年ぶりに発表会が開催されました。
ひまわりの会と言います。久しぶりの開催、とても嬉しかった。何より生徒の皆さんと一堂に会することのできる喜びと言ったら。
中止されていた3年の間、距離に気をつけつつ、皆さんレッスンは続けていました。コツコツと積み上げてきたものを人前で魅せる、という瞬間はやはり不思議で楽しく素敵な時間。聴いている人との化学変化でいくらでも姿を変えていくし、深化する。お一人お一人、自分の課題にしっかり向き合ってお稽古を積まれてきたんだろうなと感動。余分な力は入らず、皆さん楽しそうに歌われてた姿が印象的で、大事なことに気付かされます。最高齢の生徒さんは御年94歳。透明感のある聡明なお声に涙がこぼれました。
ステージに向かう前、よおし、やってやろう!の気持ちは時に大事かもしれないけれど、それぞれの人にとって本当に大事なもの(必要なもの)は経験と共に必ず体や心に残っていく(残っている)もので、その残ったものがその人を輝かせるのですよね。(大学で声楽を教えている父がそう言ってました。)
この会では私もスケジュールが合う限り毎年歌わせてもらっているのですが、今回はソロとは別にもう1つ。。家族アンサンブルを披露しました。そう、家族三重唱です!家族でモーツアルト三重唱を披露しました!!すごく楽しかったです。私は演劇を始めてから低い声も多少出るようになったので、アルト担当。(ずっとソプラノだったけど、間に挟まれる苦労をしておいて損はないはずだ笑。)
実は私がおそらく高校生の時に一度披露はしているのですが、まあ数年経ち、いろんな状況が変わって、それぞれに歳をとっての今回の三重唱は感慨深いものがあります。重唱できたこと含め、歌を歌う、聴くということが心から楽しいな、と思えたひまわりの会でした。
このひまわりの会を皮切りに、今年の秋は音楽溢れる賑やかな時間でした。
毎年地元で開催している味亭ディナーショーへの参加や、父が指揮者やボイストレーナーとして関わっている合唱団の演奏会をいくつか聞きに行ったり♫
合唱団の一つは平均年齢おそらく70〜80歳!私が生まれた時に父が指揮者に着任した老舗合唱団なのですが、お客様の中には御年100歳を迎えられるOGの方がいらっしゃり、私の小さい頃を覚えてくださっていて!ああ、合唱団の皆様に見守られてここまでやってこられたんだなあとしみじみ。。合唱団の皆さんの歌声も毎年進化していて刺激を受けるのです。
そしてディナーショーは今年でなんと10周年!ご来場くださった皆様ありがとうございました。
これも長年支えてくださる皆様のおかげです。
音楽を、歌を愛する人たちに囲まれ、見守って頂けたからこそ、ここまでステージに立ち続けることができたのだなと幸せを感じる秋。
ちなみに私の初舞台はひまわりの会で、3歳の時。「チューリップ」を歌ったそうです( ^ω^ )
来年はもっと歌う姿やいろんな声をお聞かせできたらと思っています。
この記事へのコメントはありません。